現在我々が日常的に使うグレゴリオ暦では1年が365日、12カ月。閏年など例外の存在も含め、誰でも即答できる一般常識として浸透している。しかし、1年に何週あるかとたずねられたら……52週と即答できる割合はかなり減るはずだ。

もっとも、1年を週単位で管理することは、職種によっては一般的に行われている。株式など有価証券投資の分野では、○週移動平均線や「週足」といった用語があるように週単位で価格動向が分析されることがあり、1年のうち第○週かを意識することは多い。少数派かもしれないが、週次決算を行う企業もある。

それで、というわけではないだろうが、iOSの「カレンダー」には1年のうち第何週かを表示する機能が用意されている。初期設定では無効化されているが、「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」の順に画面を開き、カレンダー項目にある「週番号」スイッチをオン(白→緑)に設定しよう。これで、カレンダーの左端に、表示している週が1年のうち第何週かが表示されるようになる。

なお、週番号を数える方式には、その年の第1週を最初の木曜日が含まれる週とする「ISO方式」と、その年の第1週を1月1日が含まれる週とする「USA方式」がある。ISO方式は主に欧州で、USA方式は北米で利用されているが、iOSの「カレンダー」ではUSA方式に固定されておりISO方式には変更できないので留意したい。

操作手順をカンタン解説

1 「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」の順に画面を開く

2 カレンダー項目にある「週番号」スイッチをオン(白→緑)にすると、カレンダーに週番号が表示されるようになる

3 週番号は日/週/月いずれのモードでも表示されるが、月モードの場合は日と日の間隔が少し狭まる

(提供:iPad iPhone Wire)