高級炊飯器が人気だ。「多少高くても毎日おいしいご飯が食べられるなら」という消費者が多いのか、各メーカーもこぞって高機能化に励んでいる。今回は各社の最上位機種を中心に、高級炊飯器の2014年モデルをまとめてお届けする。以下、各製品の見出しが詳細記事へのリンクとなっている。
米の銘柄ごとに最適な炊き方 - パナソニック「Wおどり炊き SPX4シリーズ」
SPX4シリーズは、米の銘柄ごとに最適な設定で炊飯する「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能を搭載している。従来機種ではスマートフォンから銘柄を設定する必要があったが、炊飯器だけで銘柄の設定ができるようになった。
- 実勢価格(税込):73,000円~78,000円前後(炊飯容量によって異なる)
- 内釜:ダイヤモンド竈釜
- 加熱方式:スチーム&可変圧力IH
釜内を直接かき混ぜふっくら感UP - シャープ「ヘルシオ炊飯器 KS-PX10B」
KS-PX10Bは、釜内を直接かき混ぜる機構「かいてんユニット」を搭載する。かいてんユニットで釜内をかき混ぜることで、ツヤとコシのあるふっくらしたご飯を炊く。
- 実勢価格(税込):64,000円前後
- 内釜:極美ダイヤカット鉄釜
- 加熱方式:IH
ひとつずつ丁寧に削りだした内釜 - 東芝「真空圧力IH保温釜 RC-10/18VPH」
東芝ライフスタイルのRC-10/18VPHは、内釜に「備長炭本丸鉄釜」を採用。かまどで使用する羽釜のような形状の内釜によって均一にすばやく釜内を高温にし、じっくり強火でご飯を炊きあげる。
- 実勢価格(税込):74,000円~82,000円前後(炊飯容量によって異なる)
- 内釜:備長炭本丸鉄釜
- 加熱方式:真空圧力IH
釜底の真ん中が極厚10mm - 三菱電機「本炭釜 NJ-XW105J」
NJ-XW105Jは、IH加熱に最適だといわれる炭を採用した内釜。釜底中央部を厚さ10mmにすることで発熱体積を大きくし、均一に加熱できるようにした。
- 実勢価格(税込):71,000円前後
- 内釜:極厚・本炭釜
- 加熱方式:蒸気レスIH
羽釜形状の南部鉄器で炊きムラ防ぐ - 象印マホービン「極め炊き NP-WT10」
NP-WT10は、内釜に伝統工芸品の南部鉄器を採用した最上位機種。内釜と内ぶたにプラチナをコーティングすることで、還元糖というご飯の甘み成分が従来機種に比べて65%アップした。
- 実勢価格(税込):87,000円前後
- 内釜:南部鉄器 極め羽釜
- 加熱方式:圧力IH
少量炊きでもふっくらおいしい - 日立「ふっくら御膳 RZ-VW3000M」
RZ-VW3000Mは、2合以下の少量炊きでもおいしくご飯を炊ける。少量炊きで発生してしまう釜内の余分なスペースに、高温のスチームを満たすことでおいしいご飯を炊けるようになった。
- 実勢価格(税込):95,000円前後
- 内釜:重厚打込鉄釜
- 加熱方式:圧力&スチームIH
おこげも味わえる土鍋ご飯 - タイガー魔法瓶「 JKX-Vシリーズ」
JKX-Vシリーズは、3度焼きした本物の土鍋を内釜に採用。土鍋の高い蓄熱性と加熱時の細かな泡立ちによって、ムラなく加熱してご飯を炊きあげる。
- 実勢価格(税込):58,000円~64,000円前後(炊飯容量によって異なる)
- 内釜:本土鍋
- 加熱方式:圧力IH
二重の土鍋で均一に加熱 - タイガー魔法瓶「 JPX-Aシリーズ」
JPX-Aシリーズは、口絞り構造を採用した内釜「プレミアム本土鍋」を採用した炊飯器。口絞り構造になっていることで、効率よく加熱できる。同社の調理家電ブランド「GRAND X」の第1弾の製品群として発表された。
- 実勢価格(税込):130,000円~140,000円前後(炊飯容量によって異なる)
- 内釜:プレミアム本土鍋
- 加熱方式:圧力IH