NTTドコモとKDDI(au)が2014-2015冬春モデルとして発表した「GALAXY Note Edge」は、ディスプレイの端が湾曲しているユニークな形状が特徴のAndroidスマートフォンだ。

年齢、職業、性別を問わず誰にでも使いやすい機能、どんな使い方にも応えられる性能を備えているだけでなく、他にないスタイリッシュなデザインを採用した点も注目だ。そこで本稿では、この最新スマートフォンを"おしゃれに使いこなす"という観点からレビューしていきたい。

本稿では「GALAXY Note Edge」の"おしゃれな使い方"を紹介。腕時計型のウェアラブル機器「Gear S」と連携利用する様子もお送りしたい

大画面を生かして「Sノート」を活用

GALAXY Note Edgeは、約5.6インチ(1440×2560ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載したスマートフォン。CPUは2.7GHz・クアッドコアで、RAM/ROMは3GB/32GB。OSはAndroid 4.4を採用する。サイズ/重量は、約151(H)×82(W)×8.5(D)mm/約177g。カラーバリエーションはチャコールブラックとフロストホワイト。フロストホワイトは11月13日に発売される予定。

11月13日発売予定のフロストホワイト

例えば、友だちと何処かで待ち合わせるようなとき。場所を指定したいけれど、言葉だけでは説明しづらいこともある。そんなときは「Sノート」を活用したい。Sノートは、手書き入力に対応したメモアプリ。紙に書くような心地良い筆記感が特徴で、手書きのメモやイラスト書き込むだけでなく、地図の挿入や写真を添付することもできる。地図に待ち合わせ場所などを書き込み、メールやLINEなどのソーシャルアプリで友人と共有する、といった使い方も可能。また、専用のスタイラスペン「Sペン」ももちろん搭載。既存モデルのGALAXY Note 3のものと比較し、ペン先の感度が約2倍にアップしているという。

Sノートには、Googleマップやギャラリーの写真などを自由に貼り付けられる。写真のような特製の地図もあっという間にできあがる

Sノートの使い方としては、こんな感じだ。Webサイトで見かけたイベントに友だちを連れて参加したい。そのため、場所、時間、イベントの内容などをメールの文面にコピペして友だちに送りたい。こんなときは、Sペンとマルチウィンドウを利用すれば、効率よく必要な部分だけをメールの本文にコピペしていくことが可能だ。なお、Sペンではページの遷移、リンクのタップなども可能。指の代わりに細いペン先を使えるので、誤操作のストレスからも解放される。

Sペンとマルチウィンドウを利用すれば、Webサイトの情報を効率よくメールにコピペしていくことが可能になる

また、年末年始には旅行に出かける、という人にはトラベルノートの作成がオススメだ。訪れた都市の地図や、そのときの感想などを写真と一緒に残しておけば、旅の思い出を特別な形で残すことができるだろう。

メインカメラ

背面に設置された約1,600万画素のメインカメラは、HDR撮影に対応。豊富な撮影補助機能を搭載する。「選択フォーカス」機能では、一眼レフのような"ボケ味"を活かしたおしゃれ写真が撮影可能。また4Kの動画撮影もサポートしている。動画の撮影後、4K対応ディスプレイに接続すれば、鮮明な画質のままビデオを楽しむことも可能だ。

選択フォーカスの利用例。写真の撮影後に、フォーカスの場所を「単焦点」(手前)、「遠焦点」(奥)、「パンフォーカス」(全体)に変更することができる

カメラシャッターはエッジスクリーンに配置されている。このため地面や床すれすれの位置からでも楽に写真撮影できる。例えば池の水面ギリギリから、あるいは芝生に寝転んだアングルから。子どもやペットの目線から見ると、日常の風景も様変わりして見える。

エッジスクリーンに配置したカメラシャッターを利用すれば、地面や床すれすれの位置からも楽に写真が撮影できる

真上から撮影した写真(左)と、真横から撮影した写真(右)では、印象が全然違う。GALAXY Note Edgeなら、面白いアングルからの撮影が楽しめそうだ

写真は、"撮ったらそれで終わり"では寂しい。そんな時は、GALAXYシリーズのためにデザインされたプレミアムアプリを集めた「GALAXY Apps」にて提供されている「Video Editor」アプリを活用したい。本端末で撮影した写真や動画を編集してオリジナルビデオを作成することができる。

このほか、端末に最適化された状態のアプリをダウンロード可能だ。例えば、電子書籍が楽しめる「FujisanReader for SAMSUNG」が提供されている。GALAXY Note Edgeには、5.6インチ 有機EL Super AMOLEDという、大型で鮮明なディスプレイが搭載されている。電子書籍の閲覧の際には、大画面ゆえの読みやすさが実感できることだろう。

カフェにてGALAXY Note Edgeで電子書籍を楽しむ、というのも素敵な時間の過ごし方。大画面かつ高画質なので、雑誌も書籍も閲覧しやすい

話題のウェアラブル機器「Gear S」との連携で、さらに使いやすく!

サムスン電子では、GALAXY Note Edgeをさらに使いやすくする時計型のウェアラブル機器「Gear S」も提供している。

Gear Sは、GALAXY Note Edgeに届いたメールを確認して返信したり、音声着信への対応を行うことができる。また3G通信およびGPSに対応するので、目的地の検索からナビゲーションまで、Gear Sだけで完結できるので使い勝手が良い。なおGear Sは、純正アプリだけでなく、サードパーティからも様々なアプリが提供されている。

Gear Sのサイズは約58.1(H)×39.9(W)×12.5(D)mm、重量は約67g。視認性の良い約2インチの曲面スーパー有機ELディスプレイ(360×480ドット)を備える

サードパーティからも様々なアプリが提供されており、適宜それらをインストールして使用できる。GALAXY Note Edgeに届いたメールを確認して返信することも可能

GALAXY Note Edgeは次のような使い方が可能だ。例えば、友人と見知らぬ土地に遊びに来たが、方向感覚がつかめない。Googleマップで道順を調べるには、まだ目的地が遠すぎる。このようなときは、おおまかな方角が分かるコンパス機能が使いやすい。

おおまかな方角が分かるコンパス機能

映画館やプラネタリウムなど、スマートフォンのディスプレイの点灯がほかの来場者の迷惑になるようなシチュエーションがある。電話がきているかも知れない、でもスマホで確認できない。そんなソワソワしてしまう場面では、Gear Sの通知機能が役に立つだろう。

Gear Sの通知機能なら、暗い場所でメールを確認するときにも気兼ねがない

友人と喫茶店にいるようなとき、会話を中断しておおっぴらにメールの確認はできないもの。こんなときも、Gear Sならさりげなくメールの確認ができるだろう。

Gear Sなら、いつでも何処でもさりげなくメールの確認ができる

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本稿では、GALAXY Note Edgeをおしゃれに使いこなすというテーマで、利用シーンを想定しながら機能を紹介してきた。Gear Sとの連携で、さらに使い勝手が増す本端末。冬春モデルのスマートフォン選びに迷っている人に、本稿のレビューが参考になれば幸いだ。