一番の使い道はスマートフォンの外部ストレージ

ワイヤレス・メディアドライブにファイルを転送するには、スマートフォン向けのアプリ「SanDisk Connect Wireless Media Drive」を経由してWi-Fiで接続するか、付属のUSBケーブルでパソコンと接続してファイルをコピーする(これは一般的だろう)。アプリの対応OSは、iOS 6.0以降、Android 2.3以降だ。対応端末は、iPhone、iPad、iPod Touch、Kindle Fire、Android端末、そしてWindows 8、Windows 7、Windows Vistaを搭載したパソコン、Mac OS X 10.6以降のMacとなっている。

アプリからは写真や動画、音楽の再生が可能だ。再生できないファイル(PDFやテキストなどの文書)は、「Open In」機能を利用して、ほかのアプリで開くことになる。頻繁には参照しないファイルなどをワイヤレス・メディアドライブに退避させておけば、スマートフォンの容量節約に大きく貢献できるはずだ。

Wi-Fi設定で「SanDisk Media XXXX」に接続する(写真左)。アプリはApp StoreやGoogle Playから無料でダウンロード可能だ(写真中央)。アプリを起動すると、新機能の説明が表示される。Android端末でWi-Fi設定が完了していれば、アプリを起動するだけで自動接続。メニューをタップしてコンテンツを表示する。iOS端末の場合、iOSのWi-Fi設定画面から、ワイヤレス・メディアドライブのWi-Fiを選択(写真右)

便利だと感じたのは、SD/SDHC/SDXCカードスロットの存在。容量を拡張するだけでなく、デジタルカメラで撮影した写真をチェックしたり、そのままSNSにアップロードしたりも可能だ。最近はWi-Fi搭載のデジタルカメラが増えているが、Wi-Fi非搭載のカメラでも、メモリカードをワイヤレス・メディアドライブのスロットに差し込めば、スマートフォンで写真を確認したり、コピーしたりできる。

「写真」をタップしてアルバムを表示。iOS端末では、アルバムを自分でも作れる(写真左)。アルバムをタップするとサムネイルを表示。リスト表示とサムネイルは切り替え可能だ(写真中央はiOS、写真左はAndroid)

「iPhone」(Android端末は「ローカル」)をタップすると、端末に保存されている写真が表示される

表示した写真はワイヤレス・やメモリカードへコピーできる。複数の写真をまとめて処理することも可能

ビデオの再生。HD動画の同時ストリーミングは最大5台だ