アールエスコンポーネンツは、米Adapteva製となる名刺サイズの小型スーパーコンピューターボード「Parallella board」(パラレラ ボード)の取り扱いを開始した。オンラインストア「RSオンライン」にて販売している。

3モデルを用意し、税別価格はサーバー版が13,500円、デスクトップコンピューター版が16,600円、組み込み版が26,700円。各モデルの主な違いは、実装しているインタフェース類。

Parallella board

サーバー版

デスクトップコンピューター版

組み込み版

Parallellaは、16個の演算コアで並列処理プログラミングが行える小型スーパーコンピュータボード。制御用SoCのXilinx製「Zynq Z7000」シリーズ(デュアルコアARMとFPGAを内蔵)、および演算用アクセラレータ「Epiphany III 16 core」の2チップを、名刺サイズ基板に搭載。安価でコンパクトながら、UbuntuなどのLinux OSを通じて、高速な並列処理プログラミングを行える。複数のボードを連結拡張し、より高速な並列処理アプリケーションを実現することも可能。

デスクトップコンピューター版は、メモリにDDR3 SDRAM 1GB、ストレージにSPIフラッシュメモリ(128MBクワッド)を搭載し、Gigabit Ethernet対応有線LANソケット、Micro HDMIポート、microSDカードスロット、micro USB 2.0ホストポートなどを備える。本サイズは3.4×2.1インチ。