ディーアンドエムホールディングスは11月4日、デノンブランドより「CEOL」シリーズのネットワークオーディオシステム「CEOL N9」を発表した。CEOL N9は、CDレシーバー「RCD-N9」とスピーカーシステム「SC-N9」の組み合わせ。発売は11月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は、RCD-N9が46,000円前後で、SC-N9が14,000円前後(いずれも税別)。

「CEOL N9」。ブラックとホワイトの2色が用意されている

RCD-N9は、2012年8月に発表された「RCD-N8」の後継モデル。コンパクトなCDレシーバーにDLNA 1.5やAirPlayに対応したネットワークオーディオ機能を組み込んだ製品だ。

WAV、FLAC、AIFF形式では192kHz/24bit、ALAC形式では96kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生に対応。フロントパネルに装備したUSBポートからも、ハイレゾ音源の再生を行うことができる。インターネットラジオも利用可能だ。無線LANは、IEEE802.11b/g/nに対応。WAC(Wireless Accessory Configuration)やWPS規格に対応しており、簡単にネットワークの設定を行うことができる。また、「Denon Remote App」に対応しており、iPhone/ iPad/ iPod touchやAndroidデバイスから操作を行うことも可能だ。

USBからのハイレゾ音源再生も可能

新たにBluetoothに対応。SBCに加えて高音質なAACコーデックも利用できる。NFCに対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続することが可能だ。

パワーアンプは、定格出力65W×2(4Ω、1kHz、THD+N 0.7%)。SDB(スーパーダイナミックバス)やイコライザーなどの補正機能も搭載している。入力インタフェースは、アナログ音声×1系統に光デジタル音声×2系統を装備する。サイズはW280×D305×H102mmで、質量は3.2kg。

「RCD-N9」背面の入出力端子

SC-N9は、φ2cmバランスドームツイーターとφ12cmペーパーコーンウーファーを使用したコンパクトな2Wayバスレフスピーカー。再生周波数帯域は50Hz~20kHzで、インピーダンスは6Ω。最大許容入力は60W(JEITA)で、平均出力音圧レベルは83dB(1m/1W)だ。サイズはW153×D200×H233mmで、質量は2.4kg。RCD-N9には、SC-N9の音響特性に合わせた処理を行うフィルターも搭載されている。