説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『ロック画面に「無印アプリ」が現れます!?』という質問に答えます。

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iOS 8には、iPhoneに内蔵のGPSユニット(経度/緯度情報を調べるIC)を利用したアプリ紹介機能「おすすめAPP」が用意されています。街中を歩いているとき、ショッピングモールにいるときなどいろいろなタイミングで、ロック画面左下にアプリアイコンを表示して起動を促します。アプリはアイコンを上方向へドラッグすると起動できます。

しかし、設定次第では見慣れないアイコンが表示されることもあります。「おすすめAPP」では、インストール済のアプリ(「自分のAPP」が対象)と未インストールのアプリ(App Store全体が対象)という2つの基準でアプリを紹介する仕様で、初期値では2つとも有効に設定されています。設定のオン/オフは、「設定」の「iTunes & App Store」で行うことができます。

コンパスのアイコンは、未インストールのアプリが紹介されたときに出現します。このアイコンデザインは「初期値のアプリアイコン」で特定のアプリを指すものではありませんが、アイコンを上方向へドラッグして起動すると、そのアプリのダウンロードページが表示されます。

紹介される未インストールのアプリは、現在地に関連するものが表示されます。このスクリーンショットを撮影したときは、服飾販売チェーンの公式アプリが起動されましたが、場所や時間によっては金融機関のアプリだったり家電販売店のアプリだったりします。時間に余裕があるときに起動すれば、現在地で使うと便利な自分の知らないアプリと出会えるかもしれませんよ。

「おすすめAPP」に表示されたコンパスアイコンのアプリを起動すると、インストールしていないアプリのダウンロードページが表示されます

未インストールのアプリを紹介されたくない場合は、「設定」の「iTunes & App Store」にある「App Store」スイッチをオフにします