アイ・オー・データ機器は24日、既存のシステムを変更することなく設置 / 運用できるセキュリティシステム「WEC-VISUACTL」シリーズを発表した。2TB / 4TB / 6TB / 8TBの4モデルを用意。受注生産で価格はオープン。

WEC-VISUACTLシリーズ

特定用途向けサーバ「HDL-Z2WEC」シリーズに、アズビルセキュリティフライデー社製のアクセス監視システム「VISUACT」を組み合わせた製品。既存のシステムを変更することなく、セキュリティシステムを構築できることが特徴。

サーバの通信状態を常時監視し通信を記録するほか、ネットワーク内にあるファイルサーバのアクセスログを取得できる。アンチウイルスソフトでは検出できない新種のウイルスが混入している場合、感染したPCの特定も行える。

HDDにはウエスタンデジタル製「WD Red」を採用。RAIDも構築可能で、対応RAIDモードはRAID 0 / 1。NASのクラウド管理サービス「NarSuS」が無償提供されるほか、設定変更を行うための専用管理ソフト「ZWSマネージャー」も添付される。

CPUはIntel Atom(2.13GHz)、メモリは4GBを搭載。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.0×2、USB 2.0×3、eSATA×1。本体サイズは約W102×D216×H150mm、重量は約3.7kg。搭載OSはWindows 7 Embedded Standard 7P 64bit。