iOS 8から日本語の文字入力が大きく変わる。これまでiOSの制限でApple以外がIMEを提供できなかったが、iOS 8からは認められたのだ。そのiOS 8配信当日に手書き入力アプリ「mazec for iOS」がリリースされた。同アプリの魅力はどこにあるのかをお届けしよう。
「mazec(マゼック) for iOS」はiOS 8に対応した手書き日本語変換入力アプリ。App Storeを通じて、900円で販売。発売にあわせて、9月末までの期間限定で、特別価格700円で販売されている。
iOS 8では、サードパーティーが開発したアプリによる汎用的な入力を可能にしており、今回のmazec for iOSでは、iOS 8が動作するすべてのiPhone、iPad、iPod touchで、mazecによる手書き入力が可能になる。
同アプリのリリースにあたり、MetaMoJiの浮川和宣社長は、「最も直感的な入力方式であり、日本人ならば、誰もが子供の頃から慣れ親しんでいる手書き入力を、メール、ブラウザ、SNSなどのほか、iOS上で文字入力が必要なすべてのアプリケーションで利用可能になる。iPhone、iPad、iPod touchが、即座に手書き入力変換が可能なデバイスに進化する。当社が目指していたひとつのゴールが実現する」と語る。
mazec for iOSでは、iPadによるスタイラスペンや指先での手書き入力操作だけでなく、iPhone使用時には、片手で入力することも想定。たとえば、右利きの手の小さい利用者の場合、親指が届く範囲の画面右側に文字を書いたとしても、正しく認識するようにしており、「タップやフリック入力が行いにくい環境や、電車やバスでの移動中、現場や立ち仕事といったキーボードが使いにくい環境でも効果的な入力手段になる」としている。
また、読みが難しい漢字や、入力が難しい漢字の場合には、キーボードでの入力が困難だが、手書きであればこうした問題を解決できるほか、キーボード入力が失礼にあたるような店頭での接客時、もしくは重要な商談や会議中にも、手書き入力であれば相手との円滑な対話を継続したまま、入力することが可能としている。