オリンパスイメージングは9月16日、マイクロフォーサーズ規格の望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」の発売概要を発表した。希望小売価格は税別185,000円、11月下旬に発売する。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは、2013年9月に開発発表していたプロ向け「M.ZUIKO PRO」ブランドの望遠ズームレンズ。ズーム全域でF2.8の明るさを保ち、35mm判換算で80~300mmの焦点距離をカバーする。フィルター径72mmの大口径かつ防塵防滴仕様でありながら、160mmの全長不変ボディ、760g(三脚座除く)の軽さという優れた機動性を実現した。
レンズ構成は、1枚のスーパーEDレンズ、3枚のEDレンズ、1枚のEDAレンズなどを含む10群16枚。同社のフォーサーズ向けSHGレンズを超える光学性能を達成した。また、世界初の「DUAL VCM フォーカスシステム」により、高速・高精度なAF、最短撮影距離70cmの接写を可能とした。VCMはボイスコイルモーターの略で、同社のOM-Dシリーズなどのボディ内手振れ補正機構にも採用されている技術だ。
主な仕様は、焦点距離が40~150mm(35mm判換算で80~300mm)、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22。絞り羽枚数は9枚(円形絞り)、画角は30~8.2度、最短撮影距離は0.7m、最大撮影倍率は0.21倍(35mm判換算で0.42倍)。
フィルター径は72mm、本体サイズは最大径が79.4mm、全長が160mm、重量は760g(三脚座除く)、880g(三脚座含む)。レンズフード「LH-76」、レンズケース「LSC-1120」が付属する。
焦点距離を1.4倍にするテレコンバーターとのキットも同時に発売する。こちらの希望小売価格は税別208,000円。テレコンバーター装着時は絞り値が1段暗くなるが、35mm判換算での焦点距離が112~420mmとなる。
テレコンバーターは「M.ZUIKO DIGITAL 1.4 Teleconverter MC-14」として単品でも発売する(希望小売価格 税別35,000円)。そのほか、プロテクトフィルター「ZUIKO PRF-ZD72 PRO」(同8,000円)も同時に発表した。