ここ数年、スマホのベゼル(縁)はどんどん細くなる傾向にある。中でも挟ベゼル技術に長けているのがシャープだ。そんなシャープから、ついに究極の“フレームレス”端末が登場した。ソフトバンクから8月29日に発売となった「AQUOS CRYSTAL」である。

挟ベゼル技術の行き着く先はフレームを完全になくすことであり、いつかそんな時代がくるのではないかと予想はしていたが、想像以上に到来が早くて驚いた。そんな時代を到来させる「AQUOS CRYSTAL」が今、手元にある。

AQUOS CRYSTAL

背面の様子

とにかくインパクト大な“フレームレス”

まずはその“フレームレス”っぷりをじっくりとご覧いただきたい。よくもまぁ、ここまでフレームを細くできたものである。手で普通に持つだけで、ごく自然に指の一部が画面にかかってしまうほどの細さ。たしかにこれは“フレームレス”と呼びたくなるのもわかる。

まさに「フレームレス」

細く見える秘密は、斜めにカットされたパネルだ。実際には斜めになった部分の下には液晶がないのだが、光の屈折を利用して液晶があるかのように見せているのだ。

フレームレスの秘密は、斜めにカットされたパネル

とはいえ、真正面以外から見ればごく普通のスマートフォン。だけども、このインパクトはすごい。代わり映えしない見た目ばかりのスマホ業界だけど、少なくともデザインに関しては「AQUOS CRYSTAL」で新しい扉を開けた感がある。ちょっと早く未来を触っている感覚だ。これを飲み会でテーブルの上にさりげなく置いて見せびらかしたいと思った。

天面には電源ボタン

側面の様子

コチラ側の側面にはボタン類が何もない

天面には電源ボタン

側面の様子

コチラ側の側面にはボタン類が何もない

背面は開くこともできる

が、バッテリーの交換はできない。microSDの挿入口があるだけ