ヤマハは9月3日、ネットワークCDプレーヤー「CD-N301」を発表した。発売は9月下旬で、希望小売価格は50,000円となっている(税別)。

「CD-N301」

ネットワークHDD(NAS)やPCのHDDなどホームネットワーク内の他機器に保存されたファイルを再生するネットワークプレーヤー機能と、CDプレーヤー機能を一台に搭載するHi-Fiオーディオプレーヤー。CD系とネットワーク系を独立させた電源構成やバーブラウン 192kHz/32bit D/Aコンバーターなど高音質を追求した設計となっている。デジタル出力回路を停止させ、信号回路を純化させることでアナログ音声出力の最高品位を実現するピュアダイレクトモードも備えている。

ネットワークプレーヤー部は192kHz/24bitのWAVやFLAC、いわゆるハイレゾ音源に対応。ユーザーが元々持っているダウンロードコンテンツから最新のハイレゾコンテンツまで柔軟に楽しめるようになっている。また、AppleのAirPlayにも対応しており、iPhone/iPod/iPadやPC内のiTunesライブラリーをワイヤレスで再生可能だ。そのほか、インターネットラジオ「vTuner」にも対応する。

CDプレーヤー部は、シャーシに面固定することでCDドライブそのものの剛性を高める高剛性ローダーサポートを採用。これにより、再生時のCDドライブの不要な振動を抑える。また、1倍速によるメカノイズ軽減とバッファリングによる高精度のエラー訂正機能を併せた独自の制御、CD専用の光学ピックアップ、インテリジェント・デジタルサーボが、高音質名CD再生を可能にしている。

使用イメージ

主な仕様は次の通り。出力レベルは2.0±0.3V(1kHz、0dB、Fs44.1kHz)、周波数特性はCDが2Hz~20kHz、ネットワークがfs48kHz:2Hz~24kHz(-3dB)、fs96kHz:2Hz~48kHz(-3dB)、fs192kHz:2Hz~96kHz(-3dB)、高調波歪率は0.003%以下、ダイナミックレンジは100dB以上、S/N比は≧110dB(1kHz、0dB、fs44.1kHz)となっている。

再生可能なメディアは音楽用CD-DA、CD-R/RW(MP3、WMA再生可)、ネットワーク部の対応フォーマットはMP3、WMA、AAC、WAV、FLAC、DLNAの対応バージョンは1.5、入力インタフェースはLANポート×1基。出力インタフェースは光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統、アナログRCA×1系統を備える。消費電力は6W、待機時消費電力は0.35W(エコスタンバイ時)。

サイズはW435×D260×H86mm、重量は3.2kgとなっている。