イノーバは9月2日、CRMプラットフォームを提供する米セールスフォース・ドットコムと資本・業務提携したことを発表した。また同日に、新規投資家のDraper Nexus Venture Partners, LLCと、既存投資家の日本ベンチャーキャピタルを割当先とした第三者割当増資を実施し、総額2億2千万円の資金調達を実施した。

同社は現在、これまで提供していた企業向けコンテンツおよびコンテンツマーケティング導入支援サービスに加え、クラウド領域での新サービスとして、マーケティングオートメーション機能とコンテンツマネジメントシステムの長所を組み合わせたサービスの開発を進めている。

このほどのセールスフォース・ドットコムとの業務提携により、同社は新サービスの開発を加速するとともに、セールスフォース・ドットコムの「Salesforce1」プラットフォームを基盤としたアプリケーションやマーケティング、販売などに関する協業を推進するとしている。

具体的には、両社のサービスを連携させることで、営業活動による受注状況などを可視化し、最適なコンテンツ設計や、見込顧客とユーザーのコミュニケーション設計をサポートするサービスを提供可能にするという。