Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Google Chromeチームは8月28日(米国時間)、「Chromium Blog: Chrome 38 Beta: New primitives for the next-generation web」において、Google Chrome 38で導入される開発者向けの新機能を発表した。Webアプリケーションで利用できる機能がこれまでよりも増えるとしている。紹介されている新機能は次のとおり。

  • picture要素に対応(picture要素はレスポンシブデザインのコンセプトを実現するための機能を提供しており、単一の画像指定に対してスクリーンサイズに応じた画像を割りあてることができるようになる)
  • ECMAScript 6 (ES6)のドラフトで策定が進められているいくつの機能の実装
  • NetInfo APIをデフォルトで有効化(ネットワークの接続状況に応じて通信内容を変更するといったことが可能になる)
  • デバイスの縦横の方向情報を取得したり方向を設定するためのScreen Orientation APIの追加

Google Chrome 38は現在ベータチャンネルで提供されている。向こう1ヶ月半ほどで安定版へ切り替わると見られており、これら機能は2ヶ月ほどの期間を見れば多くのGoogle Chromeで利用可能になるものとみられる。