キヤノン、ビジネスインクジェット複合機の新ブランド「MAXIFY」を立ち上げ

キヤノンは28日、ビジネス向けA4インクジェット複合機の新ブランド「MAXIFY」とともに、MAXIFYシリーズの5モデルを発表した。10月より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は20,000円前後より。

MAXIFYシリーズ

MB5330


MB5330

「MB5330」は、スモールオフィス向けインクジェット複合機。プリンタ / コピー / スキャナ / ファックスの機能を内蔵する。店頭予想価格は40,000円前後。

1枚目の印字中に2枚目も搬送する「重ね搬送」などにより、印刷速度がモノクロ約23ipm / カラー約15ipmと高速。ファーストプリントタイムもモノクロ約7秒、カラー約9秒と、プリント全般が高速化されている。また、ADFにCISイメージセンサー×2基を搭載し、1パス両面スキャン/コピーが可能。

専用の新型インクは、シアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの顔料4色構成で、独立カートリッジを採用した。顔料インクは普通紙でも高品位な印刷が行え、耐擦過性やマーカーに対する耐水性など、印字後の耐久性にも優れる。大容量インクカートリッジも使用でき、ランニングコストはA4普通紙モノクロで約1.8円(標準カートリッジで約2.2円)、A4普通紙カラーで約6.1円(標準カートリッジで約7.6円)となっている。

給紙容量は前面2段の給紙カセットに250枚ずつをセット可能。ADFも装備し用紙のセット枚数は約50枚。両面印刷に対応するほか、無線LAN機能を標準で搭載。ルータに接続できだけでなく、スマートフォンを直接接続しての印刷も行える。クラウドサービスとの連携も可能。

操作用にタッチパネル対応の3.0型液晶を装備。インタフェースは、有線LAN、無線LAN。本体サイズは約W463×D394×H351mm、重量は約13.1kg。

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MB5030

「MB5030」は、「MB5330」とほぼ同性能のインクジェット複合機。プリンタ / コピー / スキャナ / ファックスの機能を内蔵する。店頭予想価格は30,000円前後。相違点は、給紙カセットが1段になっていること。本体サイズは約W463×D394×H291mm、重量は約11.4kg。

MB2330

「MB2330」は、印刷速度が「MB5330」とほぼ同性能のインクジェット複合機。プリンタ / コピー / スキャナ / ファックスの機能を内蔵する。店頭予想価格は25,000円前後。相違点はランニングコストが高いこと。A4普通紙モノクロで約3.0円(標準カートリッジで約4.1円)、A4普通紙カラーで約8.9円(標準カートリッジで約12.1円)となっている。本体サイズは約W463×D389×H320mm、重量は約12.2kg。

MB2030

「MB2030」は、価格を抑えたエントリ複合機。プリンタ / コピー / スキャナ / ファックスの機能を内蔵する。店頭予想価格は20,000円前後。ランニングコストは「MB2330」と同等。印刷速度はモノクロ約16ipm / カラー約11ipm、ファーストプリントタイムがモノクロ約8秒 / カラー約12秒となっている。給紙カセットも1段のみで、操作用のタッチパネルは2.5型液晶に変更。有線LANは搭載していない。本体サイズは約W463×D389×H260mm、重量は約10.7kg。