プリンタ2014秋 - キヤノン、クラウド機能&Wi-Fi搭載の下位機「MG5630」

キヤノンは28日、個人向けインクジェット複合機の2014年秋シリーズの下位モデル「PIXUS MG5630」を発表した。発売は9月4日。価格はオープンプライスで、直販価格は税別16,800円。

機能を絞ったシンプルなインクジェット複合機。新機能として、タブレットに最適化したプリントアプリ「Easy-Photo Print+」が利用できるほか、スキャンしたデータをクラウド上のストレージに保存できる「Scan to ストレージサービス」で、OneDriveとGoogleDriveが選択できるようになった。

デザインは長方体の辺を斜めにカットしたスタイリッシュなボディを採用。操作用の液晶パネルは2.5型。給紙は前面のトレイから行い、ハガキならば40枚、普通紙ならば100枚まで給紙可能だ。カラーはブラックまたはホワイトからの選択となる。

プリント解像度は4,800×1,200dpiで、インクドロップは最小2pl。インクはシアン、マゼンタ、イエロー、染料ブラック、顔料ブラックの5色構成。ボリュームゾーンとなるだけに画質とランニングコストのバランスが取れた構成だ。

公称プリントスピードはL判カラーフチなし印刷が約37秒、A4モノクロテキストが約12.2枚/分。プリントコストはL判が約14.7円(大容量タンク&光沢ゴールド使用時)、A4カラー印刷が約8.1円(大容量タンク)。

スキャン解像度は1,200×2,400dpi。イメージセンサーはCIS。公称のコピースピードはA4カラー文書で約20秒。

インタフェースはUSB2.0、IEEE802.11b/g/nを用意。サイズはW455×D369×H148mm。重量は約6.3kg。