凸版印刷は、北九州スマートコミュニティ創造事業において、自立的なビジネスモデルの構築に向けた家庭向けエネルギー情報サービスに関する実証実験を、2012年度、2013年度に引き続き、8月18日から実施すると発表した。

同実証実験は、凸版印刷と富士通が共同で開発した次世代レコメンドシステム「VIENES(ヴィエネス)」を活用し、 福岡県北九州市八幡東区東田地区のスマートメーターが設置された約100世帯のモニター家庭から30分間隔で自動取得した電力データを分析するもの。

取得したデータは、実証システムに実装された独自のアルゴリズムを用いて分析が行われ、その結果、モニターのスマートフォンなどの携帯端末にイオンモール八幡東店の「お得」なサービス情報を各世帯のライフスタイルに合わせてジャスト・イン・タイムで配信する。

情報を受け取ったモニターがイオンモール八幡東店に来店し、専用カードリーダーに登録済みのWAONカードをタッチすることにより、来店情報の取得とインセンティブの付与が行われる。