ラトックシステムは7日、コンセント単位の電力情報取得と電源オンオフなどをネットワーク経由で制御可能な節電対策ユニット「スマートマルチタップ」を発表した。スターターセットとベーシックセットの2モデルを用意。8月下旬より発売し、価格(税別)はスターターセットが110,000円、ベーシックセットが160,000円。
電力消費量を把握できる企業向けの節電システム。電源タップ型のACコンセントユニット「SmaTap8」と、コントロールボックス「SmaJoint」で構成される。スターターセットは「SmaTap8」と「SmaJoint」が1台ずつ、ベーシックセットは「SmaTap8」が2台と「SmaJoint」が1台のセットだ。「SmaJoint」は単体販売も行われている。
「SmaTap8」は8口のコンセントで、コンセントごとに電流 / 電力 / 総電力量 / 消費電力を取得可能。「SmaJoint」はLANポートを備え、ネットワークに接続して電力情報の収集や電源制御を行う。
「SmaTap8」で測定した電力情報は、「SmaJoint」が収集して内蔵メモリに保存。内蔵メモリには、10分に1回の測定結果を10日分保存しておける。別途、IEEE1888サーバを設置することで、保存した情報を長期にわたって蓄積可能。
電力情報の収集はWindows用アプリ「SmartMultiTap」で行い、「SmaJoint」に保存された電力情報を元にデータをグラフ化したり、CSV形式で出力したりできる。コンセントごとにしきい値を設定しておき、しきい値を超過した場合に電源をオフ、または警告を発するといった制御にも対応する。
本体サイズは「SmaTap8」がW435×D75×H63mm、重量は約2.3kg。「SmaJoint」がW65×1005×H35mm、重量は約100g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。