米Appleは1日(米国時間)、米Beatsの買収が完了したことを発表した。買収額は総額30億ドル。Appleは、ホームページ上にBeatsがApple傘下に入ることを歓迎するメッセージを掲載している。

AppleのホームページにBeatsの傘下入りを歓迎するメッセージ

米Appleは2014年5月28日(米国時間)、ヘッドフォンブランドBeats Electronicsと、ストリーミング音楽配信サービスBeats Musicを総額30億ドルで買収すると発表した。Beats Electronicsは、2008年にアーティストのドクター・ドレがInterscope Geffen A&M Recordsのジミー・アイオヴィン会長とともに立ち上げたオーディオ機器のブランド。「b」のロゴ入りヘッドフォンが広く知られている。Beats Musicは、サブスクリプション型の音楽配信サービス。Beatsが2012年に音楽配信サービスのMOGを買収し、2014年1月から「Beats Music」として正式発表された。

買収完了にあたりAppleは、ホームページ上に「正式に、Beatsを家族として歓迎する。Beatsグループと力を合わせ協力できることに興奮している」と、傘下入りを歓迎する特別なメッセージを掲載。同じくBeatsもホームページ上に、「BeatsはAppleの一員となる。これからもサウンドの革新を追求しながら、イマジネーションを形にするという、Appleの偉大なる伝統を継承していく」とメッセージを掲載している。

Beatsもホームページ上にメッセージを掲載

また、買収が完了したことでBeats製品のオンラインストアは終了。Apple Storeから製品を購入できるようになった。

Beatsの製品ページにはApple Storeへのリンクが貼られている

買収に完了にあたり、Appleのティム・クックCEOはジミー・アイオヴィン氏や、ドクター・ドレなどに対し、「Beatsチームを、家族の一員として歓迎するよ!」と、メッセージをツイートしている。

ティム・クックCEOのツイート