SAPジャパンは7月15日、SAP ERP上でマスターデータの集中管理を実現する「SAPMaster Data Governance」の最新版を提供開始した。

同製品では、データモデル、UI(ユーザーインタフェース)、ワークフローが事前に定義されており、SAP ERP上で質の高いマスターデータを管理・維持する仕組みを提供する。データは、他システムにも配信でき、ERPのほか、あらゆる業務のマスターデータとして管理できる。

同製品は、SAP ERP上に作業領域を設けて運用中のマスターデータの複製を作成し、それをもとに変更を行う。そのため、本番データに影響を与える事なく変更作業が行える。

また、SAP ERPの設定変更が同製品のチェックロジックにも即時反映されるので、チェックロジックをメンテナンスするために多くの工数を割く必要がなくなる。

品目マスターは、使い慣れたExcelのようなUIのデータテーブルを用いて、複数品目の一括変更が可能なほか、会計マスターは、関連する複数のマスターデータに関する変更を1つのアクションとしてまとめ、有効日付がきた時点で一斉に有効化することができる。