D2Cは、中国本土におけるゲーム市場への参入のため、中国の大手メディア・文化産業グループである上海文化広播影視集団有限公司(以下、SMG)傘下の子会社 上海東方明珠文化発展有限公司(以下、OPCD)と、合弁会社「シャンハイトウホウメイジュディーアールシーブンカデンバイ」を中国(上海)自由貿易試験区に6月28日に設立したと発表した。
近年、中国においてもオンラインゲームやスマートフォンゲーム市場が急速に拡大。特にスマートフォンゲームの市場規模は、2013年に112.4億元(約1,855億円)に到達し、2014年には200億元(約3,300億円)を超えると予測されている。また、スマートフォンゲーム利用者数は、2013年には54.7%増(前年比)の2億1,500万人と、驚異的な増加値を示している(出典:GPC、CNNIC)。
設立した新会社は、自社によるゲーム開発をはじめ、D2Cや日本企業が開発したスマートフォンゲームのローカライズ、パブリッシング及び運営を行い、iOS端末・Android端末向けのプラットフォームを通じて課金ビジネスを展開、中国でのゲームビジネスの成功を目指す。設立にあたり、D2Cが40%相当額(20百万元)、OPCDが60%相当額(30百万元)をそれぞれ出資する。
両社は、それぞれのノウハウやシナジーを活かし、成長著しい中国での事業拡大を図っていく。
