博報堂とユナイテッド、ソリッドインテリジェンス、フィードフォースの4社は6月30日、Webアンケートとソーシャル・ビッグデータを融合させたマーケティング・リサーチの手法「Social+Survey(ソーシャル・サーベイ)」を開発し、提供開始すると発表した。

「Social+Survey」は、Webアンケートとソーシャル・ビックデータの連携分析となる。調査対象者をWebアンケートの回答に基いて明確なセグメントに分類し、ソーシャル・リスニング分析することで人々のライフスタイルや趣味・嗜好のほか、性別や年代、商品購入頻度などを定量的に特定する。

Social+Surveyの調査スキーム

Social+Surveyの基本設計

同手法では、Webアンケートを通じて、対象者の基本的なプロフィール情報と商品購入状況の調査を実施するほか、回答者らのソーシャル・メディア上での過去の投稿履歴からライフスタイルや商品の消費実態を分析する。

例えば、Webアンケートによって対象商品を「買い始めた人」「買い続けている人」「買うのをやめた人」「買うつもりがない人」といったかたちで分類したうえで、「買い続けている人」達のソーシャル・メディア上の投稿履歴をまとめて分析し、彼らのライフスタイルにはどういった傾向があるのかなどを知ることが可能だ。

また、同手法の特長として、回答者のアカウントIDが把握できることから、調査後の回答者の発言を継続してモニタリングできるという点があるという。

価格は、標準パッケージとして1件当たり300万円~。所用期間は1カ月~での提供を予定している。