スリックは6月25日、ファミリー向け三脚「Fシリーズ」の発展型として、「FX 630」と「FX 640」の2モデルを発表した。6月27日より発売する。希望小売価格(税別)は「FX 630」が9,800円、「FX 640」が9,800円。

「FX 630」

「FX 640」

「FX 630」は、運動会や学芸会などの家族の行事を撮影するためのファミリー向け三脚。脚部に角形パイプとレバーロックシステムを採用し、持ち運びが容易ながら高さも出せるモデルとなっている。脚部の段数は「3」で、21mm / 18mm / 15mmのパイプを使用。安定感を高めている。

脚部とエレベーター部を結ぶステーはロックが可能で、開脚角度を狭めて固定することも可能。エレベーターはギア式(ラック&ピニオン式)。ハンドルを回転させて高さ調節を行えるほか、エレベーター作動の固さを調整できる「フリクションアジャスト機能」も搭載する。エレベーターが長く設計されているので高さの調節範囲も広い。

クイックシューの取り付け規格は、ドイツ工業規格(DIN4503)を採用。クイックシューレーバーは取り外し位置で固定でき、シューと雲台を取り付けるのに便利になっている。ネジは蝶ネジ式。雲台には、カメラの位置を上下・左右・縦横で調整できる3ウェイ雲台を採用している。

主な仕様は、縮長が555mm、エレベーター下げ全高が1,255mm、地上最低高が525mm、最大搭載重量が1.5kg、全高が1,595mm、重量が1,270g。

「FX 640」は、脚部の段数が「4」のモデル。パイプ径は21mm / 18mm / 15mm / 12mmとなっており、機能は「FX 630」とほぼ共通

主な仕様は、縮長が470mm、エレベーター下げ全高が1,275mm、地上最低高が455mm、最大搭載重量が1.5kg、全高が1,540mm、重量が1,240g。