米Amazonがタブレット「Amazon Kindle Fire HDX」向けに展開する技術サポートサービス「Mayday」について、最新の状況を13日(現地時間)に報告した。同サービスはユーザーの間でよく利用されており、応答に要する時間は平均で9.75秒を実現しているという。

Maydayは2013年9月にAmazonが米国と英国のKindle Fire HDXユーザー向けに導入したサポート機能。クイック設定メニュー(「Quick Settings」)からアクセスでき、"Tech Advisor"といわれるエージェントよりオンデバイスで24時間365日技術サポートを受けられる。料金は無料。

Amazonによると、Fire HDXの顧客の75%がMaydayボタンから顧客サポートにアクセスしているという。目標の応答時間は15秒以下と設定していたが、実際のところアクセスが増えているにも関わらず応答時間は平均9.75秒を実現しているという。

なお、Maydayに関するエピソードとして、「Angry Birdsのスコアが伸びずにいたが、Tech Advisorが助けてくれたおかげでレベルをクリアした」「ボーイフレンドからFire HDXを受け取る顧客を祝福して、Tech Advisorがハッピーバースデーを歌った」「数人がTech Advisorに対し、誰のピーナツバターとジャムのサンドイッチのレシピがいいと思うかの判断を求めた」などを明かしている。

なお、Maydayのエージェントは女優のAmay Paffratch氏をモデルとしているが、4月にAmazonのCEO、Jeff Bezos氏はこのMaydayエージェントに対し顧客から35件のプロポーズがあったことを明かしている。

Fire HDXで展開する技術サポート「Mayday」

(記事提供: AndroWire編集部)