まとめ

MOSを販売するSewell Developmentは、より小さいサイズのMOS、「MOS Nemos」をリリースしました。MOSの役割をクルマの中に持ち込んで、オーディオケーブルやLightningケーブルのとりまとめに生かしたり、旅先でのケーブルのオーガナイズにも威力を発揮してくれるでしょう。

磁石を仕込んだ文鎮、といわれると本当に単純な製品であるMOSですが、ケーブルのオーガナイズという点で、筆者のデスクで非常に大きな役割を果たしてくれました。習慣化しつつあった、しかし絶対に生活や仕事をする上で不必要な動作がなくなったことで、また一つ、快適さが増したという印象です。

MacBookともmStandともフィットする素材感のMOS、最近では、ケーブルをまとめておくだけでなく、ちょっとしたメモ用紙を挟んでおく文鎮としての役割も担い始めました。デスクに置くものをこれ以上増やさないという意味で、複数の役割を果たしてくれることも、大切な要素になりそうです。

松村太郎(まつむらたろう)
ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を執筆している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura