MMD研究所は4日、全国主要14都市95カ所で実施した、主要3キャリアの通信速度調査の結果を公表した。同調査は、各キャリアの夏モデルのAndroid端末およびiPhone 5cを用いて実施したもので、ダウンロード平均スピードはAndroid、iPhoneともソフトバンクが最速となった。
調査結果によると、14都市95カ所のダウンロード平均スピードは、Android端末では、ソフトバンクが29.89Mbps、ドコモが28.02Mbps、auが25.12Mbpsだった。また、iPhoneでは、ソフトバンクが29.67Mbps、ドコモが25.33Mbps、auが20.67Mbpsとなり、Android、iPhoneともにソフトバンクのダウンロード平均スピードがもっとも速かった。
今回の調査スポットにおける各キャリアの最速値は、auが高松「高松空港」で記録したAndroidの87.97Mbps、ドコモが金沢「堅町ストリート」で記録したAndroidの74.80Mbps、ソフトバンクが金沢「香林坊109」で記録したiPhoneの66.37Mbpsだった。
また、調査結果では、ダウンロード平均スピードの結果を10Mbpsごとに6段階に区分けした分布状況も公表。20Mbps以上の調査スポット数は、Androidでソフトバンクが95カ所中78カ所、ドコモが65カ所、auが58カ所だった。iPhoneでは、ソフトバンクが72カ所、ドコモが59カ所、auが40カ所となり、20Mbps以上のスポット数でも、Android、iPhoneともにソフトバンクがもっとも多く、最速という結果になった。
同調査では、札幌、盛岡、仙台、東京、横浜、金沢、名古屋、京都、大阪、岡山、高松、広島、福岡、熊本の全国主要14都市95カ所でスピードテストを実施。調査スポットは、各都道府県における主要都市の駅・ランドマークをランダムに抽出して選定した。使用端末は、各キャリアの夏モデルのAndroidスマートフォンおよびiPhone 5c。Androidスマートフォンは、ドコモの「Xperia Z2 SO-03F」、auの「GALAXY S5 SCL23」、ソフトバンクの「AQUOS Xx 304SH」を使用した。調査には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、10時から19時の時間帯に同条件下で各端末3回計測を行い、平均値を記録した。