日本マイクロソフトは2日、12インチのWindowsタブレット「Surface Pro 3」を発表した。従来機のSurface Pro 2より薄く、軽く、大画面へと進化している。OSにはWindows 8.1 Proを採用。発売日は7月17日以降を予定する。一般消費者向けにはスペックの違う5モデルを用意。販売価格は91,800円から202,800円までと幅をもたせた。同日、都内では製品発表会が開催された。

12インチのWindowsタブレット「Surface Pro 3」が発表された

都内で開催された製品発表会では、はじめに日本マイクロソフト 代表執行役社長の樋口泰行氏が登壇して挨拶した。樋口氏は「満を持して投入するデバイス、それがSurface Pro 3です。タブレットとしての薄さ、軽さを実現しながらPCの機能をフルに搭載しています」と特長をアピールした。樋口氏によれば、家電量販店販売における7~11.6インチタブレットのシェアにおいて、Windows製品の割合は30.5%へと「急激にキャッチアップ」してきているという。

登壇する樋口氏。「Surface Pro 3の投入により、Windowsタブレットをさらに市場に普及させていきたい」と意気込んだ

どこが進化した?

続いて、マイクロソフト コーポレーションジェネラルマネージャーのブライアン・ホール氏が登壇。製品の詳細な説明を行った。Surface Pro 3は、ボディに超軽量マグネシウム合金を採用する。厚みは前機種より33%薄く(13.5mmから9.1mmに)、重量は12%軽く(907gから800gに)なった。12インチのディスプレイは、フルHD+の高解像度(2160×1440ドット)を有する。アスペクト比3:2。省電力設計により、最大9時間(Webブラウズ時)使用できる。

登壇するブライアン氏。「デバイスを選択する際のジレンマを克服した製品が、Surface Pro 3です」と紹介した

ディスプレイサイズは12インチに大型化されたが、厚みは9.1mmにまで薄く、さらに軽量化も実現した