就職情報サイトの米Glassdoorは5月23日(米国時間)、報酬や福利厚生に関して従業員の満足度を調べた「Top 25 Companies for Compensation & Benefits (2014)」を発表した。米国の社員のフィードバックをもとに作成した初の試みで、首位は米Googleが獲得した。

この調査は、企業の報酬、福利厚生などのメリットについて、その企業に勤務する従業員の過去12ヵ月の声をもとに作成したランキングだ。5点満点でスコアを割り出した。基準として、4.01~5が「とても満足している」で、3.51~4.0は「満足している」と分類している。

首位のGoogleは4.4を獲得した。2位は上位25社で唯一の小売店であるCostco Wholesale、3位はFacebookとなった。

Googleの場合、ソフトウェア開発者の報酬は年7万8,000ドル~21万5,000ドルで、シニアソフトウェア開発者になると8万ドル~25万ドルに上る。社食の充実ぶりも知られている。CEOのLarry Page氏を95%が支持するなど、トップへの支持率も安定している。

2位のCostcoは福利厚生に高い評価が集まったようだ。3位のFacebookは会社内にあるヘルスケアなどの福利厚生への評価も高く、4.3のスコアを獲得したようだ。

4位以下は、Adobe Systems(スコア4.2)、Epic Systems(同4.2)、Intuit(同4.2)、United Services Automobile Association(USAA、同4.2)、Chevron(同4.1)、Salesforce.com(同4.1)、Monsanto Company(同4.1)の順となっている。

このほか、IT企業としては、Qualcomm(13位、スコア4)、VMware(16位、スコア4)、Microsoft(18位、同4)、eBay(25位、同3.9)などがランクインしている。

Glassdoorによると、米国の企業従業員のうち39%は自分の報酬が妥当ではないと感じているとのことだ。

「Top 25 Companies for Compensation & Benefits (2014)」の一部。Webサイトにトップ25が掲載されている