東芝、七変化ノートPC「dynabook KIRA L93」 - KB脱着と360度ヒンジで

東芝は19日、2014年夏モデルとして、13.3型ノートPC「dynabook KIRA L93/39M」を発表した。着脱可能なキーボードと360度回転するヒンジにより7つのスタイルに変形する。6月下旬の発売予定で、価格はオープン。店頭予想価格は税別230,000円前後。

dynabook KIRA L93/39Mは、その名の通り同社の高品質ノートPC「dynabook KIRA」シリーズにおける新製品。1月に米国で開催されたCES 2014に参考出展されていた。ノートPCスタイル、タブレットスタイル、デスクトップスタイル、キャンバススタイル、フラットスタイル、テントスタイル、スタンドスタイル、と下図のように7つのスタイルで利用できる。

キーボードは、本体装着時にはUSB接続、分離時にはBluetooth接続に切り替わる。きょう体の素材はアルミニウムで、ポインティングデバイスには同社伝統のアキュポイントを採用している。本体液晶の裏にバッテリを配置しており、駆動時間は約9.0時間 (JEITA 2.0)/約10.5時間 (JEITA 1.0)となっている。なお、キーボードのバッテリ駆動時間はバックライトオンで約2.3時間、バックライトオフで約8時間とのこと。

搭載する13.3型液晶は、WQHD解像度(2,560×1,440ドット)でタッチパネル付き、一台一台にキャリブレーションを施して出荷する。また、dynabook V714と同じ電磁誘導式デジタイザーペンが付属し、「紙のような書き心地」を追求している。筆圧感知に対応したイラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」、写真現像・編集ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」をバンドルする。

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210Y (1.5GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 4200 (CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド液晶(2,560×1,440ドット、タッチパネル)、ストレージが128GB SATA SSD、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 Update 64bit。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはUSB 3.0×2、HDMI、約500万画素のリアカメラと約92万画素のフロントカメラ、microSDカードスロットなどを装備する。ステレオスピーカーはharman/kardon製。サイズはW319.9×D227.0×H16.9mm、重量は約1.75kg。