2014年4月4日にイオンからNexus 4とMVNO SIMがセットになったプランが発売され、多くの人の興味と関心を得ています。その後も、ビックカメラやトイザらスからも同様のセットプランの発売が開始。さらにエディオンも「OCN モバイル ONE 050 plus」とCovia CP-F03aがセットになったプランを発表し、次々とMVNO SIM + SIMフリースマホのセットが浸透してきているように思います。

5月1日(木)にはエディオンからOCN モバイル ONEとCoviaがセットで月額1,934円(税込)のプランも登場

身近なお店で買える安心感

イオンから発売されたSIMフリースマホ+MVNO SIMというセットが好評を博した理由の1つに、「いつも行くお店」に売っていたというのがあると思います。各媒体からの報道でも「シニア層を中心に売れている」とあるように、ネットによる販売ではなく対面販売の安心感が、これまでMVNOやSIMフリーといったものに触れたことのない層の背中を押したのではなでしょうか。

ビックカメラ有楽町店のSIMフリーコーナー。多くの人がスタッフからの話を興味深く聞いていた

また、トイザらスでは4月25日よりポラロイド社の「Polasma」の販売を開始しました。調査によると女子小学生がデジタル情報機器の中で欲しいもの・使ってみたいものとしてスマホが上位にランクインしています。小学校4年から6年生の女子児童の44%が今後スマホを使ってみたいと考えているとの結果が出ており、子供たちの興味関心も高いということがうかがえます。(『子どもライフスタイル調査2014冬』より)

そうはいっても、これまでスマホは高額で、親にしてみれば簡単に与えることはできないモノでした。しかし今回、トイザらスから発売した「Polasma」は本体価格がキャリアのものと比較しても安価なうえ、「ペアレンタルコントロール」機能を搭載し、本体スペックも十分な性能を有しています。また、店頭ではBIGLOBEが提供する格安SIMパッケージも販売されているので、「子供に持たせる初スマホ」というのが現実味を増してくるのではないでしょうか。

本体価格は30,238円(税込)で、ペアレンタルコントロール機能を搭載したキッズ向けスマホ

さらなる裾野拡大のためには、スマホの選択肢の拡大を

身近な店舗で取り扱いを開始したことで、これまで「スマホを持ちたいけど、高いからちょっと……」と諦めかけていた層の人たちに対し、端末セットプランの登場により、「これくらいなら乗り換えてもいいかもしれない」という気持ちへの変化をもたらしてくれています。

TV や新聞などでMVNOが取り上げられたことで認知拡大に繋がっていますが、今後さらなる市場拡大を図るには、シニアやキッズ層だけでなく、スマホのヘビーユーザー層が満足できるSIMフリーの端末の充実が大切なのではないでしょうか。キャリアとは違う、小売店・量販店ならではアプローチでこれまでになかった端末が誕生することを期待したいと思います。

記事提供:SIM通

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