新会社の狙い

スマートフォンの普及に加え、身に付けられるウェアラブル端末の出現があり、最近ではネットに対応した家電製品も増えつつある。乗用車がインターネットに常時接続する日も遠くはないとされる。こうした背景を踏まえ、宮坂氏は「2020年には1人あたりの"所有デバイス"が6台以上となる」と分析する。

当然、接続できることのニーズは今後ますます高まる見込みで、ワイモバイルではそこに新規参入のメリットを見出だしている。宮坂氏は「ネット接続できる製品を開発したい企業が、一番先に相談する会社になれれば」と話した。加入者の目標は、2000万契約以上に設定している。

「ネットに接続できなければ、乗用車もただの箱にすぎないという時代が来る」と宮坂氏。1人6台のデバイスを所有する時代を見越し、事業を開始する

取り扱う端末はAndroidが中心。加入者の目標は2000万契約以上としている

MVNOではないので、料金プランや提供するスマートフォン、販売チャネルはワイモバイルが独自に意思決定できる。取り扱う端末は(当面は)Androidが中心になる予定だ。ネットワークに関してはソフトバンクの回線を共有する。「サービス開始初日から、つながりやすさNo.1のネットワークを提供できる」と宮坂氏。詳細はサービス開始の6月までに詰めていくという。