SAPジャパンは3月20日、出張・経費管理の新クラウドサービス「SAP Cloud for Travel and Expense(エスエーピー・クラウド・フォー・トラベル・アンド・エクスペンス)」日本版の提供を開始すると発表した。

「SAP Cloud for Travel and Expense」

このサービスは、モバイルデバイスで出張管理を行えるよう開発されており、SAP HANAプラットフォーム上で動作するため、会計等既存業務アプリケーションや企業内ソーシャルネットワークと連携した出張・経費管理を行う。

WindowsスマートフォンOSの普及に対応するため、Apple iOS(iPhone/iPad)、Android、BlackBerryに加え、Windows Phone 8もネイティブアプリケーションで対応する。

SAP ERPアプリケーションとの自動連携機能に加え、SAP Jamと連携。これにより、各フィールドには「必須」「任意」「非表示」のフラグを設定できるため、より簡単に重要なフィールドの優先順位を決定し、旅費を請求する。また、項目の明細作成・処理、マイレージの申請、承認時の添付書類管理、各種添付書類の閲覧、旅費報告書の回収を自動で行える。

さらに、医療機器・製薬会社向けの連邦法である医師への支払い情報公開法(サンシャイン法)の遵守作業の簡素化等、市場の各国の法規制に対し、広範かつ包括的に対応している。