Androidでの「コラボ配信」設定画面

ライブ動画配信サービス「TwitCasting(ツイキャス)」を運営するモイは19日、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末向けに、他者の配信と同じ画面上で同時にライブ配信が行える「コラボ配信」機能を発表した。

Android/iOS向けアプリ最新版(バージョン3.9)で利用でき、対応OSはiOS 4.3以降、Android 2.1以降。Google PlayおよびApp Storeから無料でダウンロードできる。

「コラボ配信」機能は、ツイキャスの配信を視聴しているユーザーが、配信者の画面に入り込んでライブ配信できる機能。ライブ配信中の他ユーザーの配信画面に専用の小型枠を備え、最大4人が同一のライブ配信に参加できる。

設定は配信用/ビューアー用各アプリの設定画面から行い、閲覧ユーザーは「動画と音声」「音声のみ」を選択して配信に参加可能。配信側は「コラボ配信」を許可する設定を行う必要がある。同社では、PCや専用機器を介さず、モバイル端末のみで複数の配信を合成した配信機能はこれが初としている。

同機能により、初めてツイキャス配信するユーザーでも、ライブ配信に慣れているユーザーと気軽に配信を行えるほか、1万人以上の閲覧者を集める「キャス主」の配信にゲスト参加するなど、より配信を楽しめる環境を提供する。

ツイキャス PCでの視聴画面

コラボ配信を行うスマートフォンの画面

新しい「コラボ文化」の創造、「より多くの人に楽しんでもらえれば」

モイの代表取締役社長を務める赤松洋介氏

モイの赤松洋介代表取締役社長によると、ツイキャスには、"離れた場所にいる人"と話しながらライブ配信を行う「コラボ文化」が根付いているという。

例えばAndroid端末では、ツイキャスのライブ配信用アプリを使う裏側でSkypeも起動し、配信者以外のユーザーの音声も同時に配信する"裏技"もよく使われるという。今回追加した「コラボ配信」機能は、ツイキャスに根付く「コラボ文化」を支援するものでもある。

コラボ配信は、複数の映像・音声をサーバ側で合成し、1つの映像にまとめたものをユーザー側の端末に配信する。コラボ配信は、視聴ユーザーから配信ユーザーへの申請という形をとり、申請の許可/禁止は配信ユーザーに委ねられる。その上でライブ配信に割り込まれる誹謗中傷としての使われ方も防ぐべく、例えば、視聴に"合言葉"が必要となるグループ向け配信機能「プライベート配信」では、コラボ配信の設定はできない。また、ユーザーによる報告に加え、運営側でもチェックを強化するという。

事業企画を担当する丸吉宏和氏は、「非常に面白い機能。友人が楽しそうに配信している所で一緒に配信できる。顔を出してライブ配信するというハードルが低くなり、今までと配信の楽しみ方が変わってくる」と新機能に自信をみせる。

また、赤松氏は「ユーザーからリクエストがあった機能ではないが、一人で配信するより楽しんでもらえる機能。ライブ配信を視聴していたユーザーが気軽に配信側に転じることができる。ユーザー全体の裾野を広げ、より多くの人に楽しんでもらえれば」と新機能の魅力を語った。