カシオ計算機は、2014年2月13日~16日に神奈川・パシフィコ横浜で開催された国内最大級のカメラ展示会「CP+2014」に出展し、デジタルカメラ「EXILIM」シリーズのハイエンドモデルとなる「EX-1OO」を披露。このほど、同社ブースでEX-100に触れた来場者からのアンケート結果として、「2軸ブラケティング」機能に関する内容を公開した。

EX-100

EX-100の全体的な概要は別記事『カシオ「EXILIM」、ズーム全域F2.8の光学10.7倍レンズを搭載した「EX-100」』を参照いただきたいが、2軸ブラケティング機能は、パラメータを変えながら連続撮影/記録するブラケティング撮影を発展させたもの。「2軸」という名の通り、2つのパラメータによるブラケティング撮影を、1回のシャッターで行う。1つのパラメータにつき3枚の異なる写真を連写するので、合計として「3枚×3枚=9枚」の設定が異なる写真を撮影できる。

2軸の「オートブラケティング」は、「フォーカス×絞り」「ホワイトバランス×明るさ」「コントラスト×彩度」の3種類。同じく2軸の「マニュアルブラケティング」では、「フォーカス×絞り」「ホワイトバランス×明るさ」「ホワイトバランス×彩度」「ホワイトバランス×コントラスト」「コントラスト×彩度」「彩度×明るさ」「コントラスト×明るさ」の7種類から選べる(設定の組み合わせと設定値の変化幅を決めて撮影可能)。もちろん、1軸のブラケティング撮影にも対応する。

CP+2014での来場者アンケート

CP+2014のカシオブースで行ったアンケートは、2軸ブラケティング機能で撮影した9枚の写真を見て、もっとも好きな写真の表現はどれかというもの。パラメータや設定は伏せたうえで、回答者の好みに合う写真を選んでもらっている。

「コントラスト×彩度」

横軸がコントラスト、縦軸が彩度。オート相当は中央の「5番」

東京都千代田区の万世橋から、神田川をのぞむ夕景を撮影。オート相当(コントラスト:中、彩度:中)の「5番」を選んだ人は6.3%にとどまり、93.5%の人がコントラスト/彩度をずらした写真を選択している。傾向としては、やや高めのコントラストと彩度を好む人が多かったという。

「ホワイトバランス×明るさ」(パターン1)

横軸がホワイトバランス、縦軸が明るさ

初冬の富士山を撮影。オート相当(ホワイトバランス:中、明るさ:中)を選んだ人は12%で、ホワイトバランス/明るさを変更した写真を好む人が87.9%だった。ホワイトバランスは暖色系、そして明るめの写真が好まれる傾向となっている。

「ホワイトバランス×明るさ」(パターン2)

横軸がホワイトバランス、縦軸が明るさ

雨辺りの路面に残った水たまり撮影。一番人気はオート相当(ホワイトバランス:中、明るさ:中)の「5番」だが、それでも20%弱であり、やはりホワイトバランス/明るさを変更した写真が好まれている。上記の2通りと比べて人気が分散しており、水たまりが強調される寒色系のホワイトバランスと標準/暗めの明るさを支持する人が多かった。

回答者の属性

年齢

性別

レンズ交換式カメラを所有しているか

普段、写真を何で撮影しているか