ネオマーケティングは3月12日、「モバイルデータ通信事情に関する調査」を行い、その調査結果を発表した。

調査方法はアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWebアンケート。調査対象はアイリサーチ登録モニターのうち、モバイルデータ通信を週5日以上利用している全国の男女・15歳~59歳で、有効回答数は400人。実施期間は1月31日~2月4日となっている。

初めの設問「過去1年間で、モバイルデータ通信利用時に通信速度が遅くなるといった、ストレスを感じたことがあるか」については、75.3%が「ある」と回答。4人に3人程度のユーザーが"通信ストレス"を経験していることがわかった。

モバイルデータ通信接続機器の所有台数及び通信時間については、53.5%と半数以上のユーザーが、タブレット端末などのモバイルデータ通信を利用する機器の所有台数が、ここ1年間で「増えた」と回答。また、利用時間に関しても、56.3%の人が「増えた」と回答している。

現在利用しているモバイルデータ通信サービスへの満足については、「満足している」と回答したユーザーは57.7%、「満足していない」と回答したユーザーが42.3%と4割以上となった。

現在利用しているモバイルデータ通信サービス別の利用満足度を比較したところ、 WiMAXユーザーの76.0%が「満足している」と回答し、最も高い結果となった。ほかに、現在利用しているモバイルデータ通信サービスから他サービスへの乗り換え意向については、27.3%と約3割のユーザーが乗り換えを検討していることがわかった。

乗り換え意向者に対して、具体的な乗り換え先の候補として検討しているサービスについては、49.5%と約5割のユーザーが「WiMAX」と回答。次いで、「イー・モバイル 4G」が37.6%、「Softbank 4G」が23.9%、「docomo Xi」が22.9%という結果になった。

なお、乗り換え検討者に乗り換え先候補を選択した理由については、各サービス共通で「利用料金の安さ」や「通信速度の速さ」が挙がった。そのほか、docomo Xi、Softbank 4Gでは「通信サービスエリアが広い」が、イー・モバイルに関しては「特に理由はない」といった項目が独自の項目として挙がり、WiMAXでは、料金に次いで、他サービスにはない優位点「7GB/月の速度制限がない」が挙がっている。