トレンドマイクロは、2014年2月より自社のオンラインショップで「ウイルスバスター for Mac」の1年1台版のダウンロード販売を開始した。価格は、税込3,380円と1ライセンスながら、購入しやすい価格となっている。本稿では、その背景やウイルスバスター for Macの基本的な機能を紹介しよう。

Macの安全神話は崩壊した

PCでウイルスなどの脅威が一般化した頃、Macは比較的安全と信じられていた。確かに2000年前半には、ユーザー数がPCユーザーと比較してさほど多くなく、攻撃者の攻撃対象となる機会が少なかった。そんな理由から、いつのまにか「Macは安全」という神話が形成されていった。しかし、Apple社では、2009年にMacにもセキュリティ対策ソフトの導入を推奨する。図1は、2012年のトレンドマイクロセキュリティブログである。

図1 トレンドマイクロセキュリティブログより『Macユーザを襲った「Flashback」とは?』

インターネット上の脅威は、特定のOSに限ったものではない。たとえば、フィッシング詐欺やSNSなどを狙う脅威は、MacやWindowsの区別はない。トレンドマイクロの2013年の調査によれば、PCユーザー全体のセキュリティ対策ソフト導入率78.8%となっているが、Macのみを所有するユーザーの導入率は33.1%と、大きな差がある。

一方で、Macを対象としたウイルスは、過去2年間で2倍以上に増加(2011年:72種、2012年:149種、2013年:166種、2014年2月トレンドマイクロの調査による)している。ここ数年、Appleのサービスを利用するためのApple IDなどを狙う、Apple関連のフィッシング詐欺サイトが前年比約20倍(2012年:1,160件、2013年:23,806件、2014年2月トレンドマイクロの調査による)に増加し、明確にMacユーザーを狙っている状況が存在する。

脅威は明確に存在するが、専用のセキュリティ対策ソフトの導入が追い付いていない状況である。トレンドマイクロではセキュリティベンダーとして、この状況をなんとか改善するために、1年1台版の提供を判断したとのことである。これまでは、Macユーザーも、3ライセンスのウイルスバスタークラウドを購入する必要があった。しかし、1台しかMacを所有しないユーザーも多い。そんなMacユーザーにとっては、やや敷居の高い状態であったろう。これで、Macユーザーの導入率の改善を期待したいものだ。

ダウンロード購入からインストールまで

では、実際にダウンロード購入の手順を簡単に紹介しよう。まずは、ウイルスバスター for Macの購入ページで、[今すぐ買う]をクリックする(図2)

図2 ウイルスバスター for Macの購入ページ

必要事項の入力、決済方法を選択すると、入力したメールアドレスにシリアルナンバーが送られてくる。あとは、インストーラをダウンロードする。ダウンロードしたファイルをクリックすると、図3の画面となる。

図3 ウイルスバスター for Macのインストール

インストールを選択し、あとは画面の指示に従うだけだ。途中、図4でシリアル番号の入力が必要になるので、メールで送られたきた番号を入力する。

図4 シリアル番号の入力

図5でインストール完了となる。

図5 インストール完了

まず最初に、バージョンアップを行うようにとの指示がでるので(図6)、指示に従う。

図6 保護機能が無効

以上で、ウイルスバスター for Macが使用可能となる。