米ガートナーは3日(英国時間)、2013年のタブレット市場に関する調査結果を発表した。販売台数は前年比68%増の1億9500万台を記録した。OS別のシェアではAndoridが61.9%に伸び、iOSを逆転した。
2012年の調査におけるOS別のシェアは、iOSが52.8%、Androidが45.8%だったが、2013年では順位が入れ替わり、Andoridが61.9%、iOSが36%となった。販売台数では、Androidが前年比127%増の1億2100万台、iOSは前年比15%増の7000万台だった。
OS別のシェア3位は前年に続いてMicrosoftが入った。販売台数は前年比247%増の403万台、シェアも倍の2.1%に伸びたが、2位の背中はかなり遠い。
2013年は新興市場の成長が顕著となっており、台数ベースで前年比145%の伸びをみせた。一方、成熟市場は前年比31%の伸びだった。新興国ではノーブランドの製品が売れており、小さな画面のローエンド製品を購入するファーストユーザーが市場をけん引した。同社は、2014年のAndroidタブレット市場は、さらにコモディティ化が進むと予想している。
メーカー別のシェアでは、Appleが36.0%で首位をキープしたが、前年の52.8%からは二桁ダウンとなった。Appleのシェアをもっとも奪ったのはSamsungで、前年の7.4%から19.1%に飛躍した。販売台数では、Appleが前年比114.5%の7,040万台、Samsungが前年比336%増の3,700万台となっている。Lenovoの成長も目立っており、前年比198%増の653万台を販売した。