コルグは、ARP Instruments社共同創業者であるDavid Friend氏をアドバイザーに迎え、「ARP Odyssey」の製品開発を進めていると発表した。

「ARP Odyssey」は米電子楽器メーカーのARPが、1972年に発売した同社を代表する伝説的アナログ・シンセサイザー

ARP Instruments社共同創業者であるDavid Friend氏。コルグでのARP Odysseyの製品開発のアドバイザーを務める

ARP Odysseyは、米国ARP Instruments社が1972年に発表したアナログ・シンセサイザーで、いくどかの改良を重ねながら、1981年までロングセラーを続けたアナログ・シンセサイザーを代表する歴史的名機。アドバイザーのDavid Friend氏(現Carbonite社Chairman & CEO兼マサチューセッツ工科大学スローンマネジメントスクール講師)は、創始者のAlan Robert Pearlman氏と共に、ARP Instruments社を起ち上げた共同創業者で、ARP Odysseyの設計をはじめ、数々の製品開発に携わり、後に社長として経営にも手腕を奮った人物。同氏は、2010年にErnst & Young社が選出する"Entrepreneur of the Year"(最先端技術部門)も受賞している。

そんなDavid Friend氏と、コルグのvolcaシリーズ、「MS-20 mini」などで実証済みのアナログ・シンセサイザーにおける商品企画・技術力の強力なコラボレーションにより、ユーザー待望のARP Odyssey復活を目指すとしている。なお、製品の発表は2014年9月を予定しているとのこと。