JVCケンウッドは2月27日、フルHD(1,920×1,080ドット)記録対応のデジタルビデオカメラ「Everio(エブリオ)」シリーズの新モデル「GZ-RX130」を発表した。JVCブランドから4月上旬に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は75,000円前後(税別)。

「GZ-RX130」

防水、防塵、耐低温、耐衝撃設計が採用されたデジタルビデオカメラ。防水性能は水深5mで30分までの撮影が可能なJIS保護等級IPX8相当、防塵性能はJIS保護等級IP5X相当、耐低温性能はマイナス10度までの動作保証、耐衝撃性能は1.5mの高さから3cm厚の合板上へ落下させる試験をクリアしたMIL-STD-810F Method 516.5 Shock準拠となっている。また、大容量のバッテリーを内蔵。AVCHD記録が可能な家庭用フルHDビデオカメラとして最長(2014年2月時点)となる約4時間半の連続撮影を実現した。

ビデオカメラとしての基本性能も高く、光学40倍ズームレンズや総画素数251万の裏面照射型CMOSセンサーを採用。画質劣化を抑えつつデジタルズームを行うダイナミックズームでは、60倍のズームが可能となっている。

そのほか、スマートフォンやタブレット端末との連携が可能なWi-Fi(無線LAN)接続機能、自動で最適な設定を行う「インテリジェントオート撮影」機能を搭載。Wi-Fi接続では、専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末から録画スタート、ズームなどのリモート操作を行えるほか、撮影した動画や静止画をワイヤレスでスマートフォンなどに転送することが可能だ。インテリジェントオート撮影では、「被写体」「背景」「光源」「撮影スタイル」の4つの条件を組み合わせた284パターンを判別して最適な設定が適用されるようになっている。

主な仕様は次の通り。レンズの焦点距離は動画撮影時で40.5~1,992mm(35mmフィルム換算、ダイナミックズーム・オフ時)、静止画撮影時で49.5~1,620mm(35mmフィルム換算、アスペクト比16:9時)、49.5~1,980mm(同、アスペクト比4:3時)、F値は1.8~6.3、撮像素子は総画素数251万画素・1/5.8型CMOSセンサー(裏面照射型)、動画の記録方式はAVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)、モニターは3型・23万ドット液晶。

記録メディアは64GBのメモリを内蔵するほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能だ。付属バッテリー使用時の連続撮影時間は約4時間30分(実撮影時間は約2時間25分)。

サイズはW60×D122×H59.5mm(突起部含む)で、重量は約290g(内蔵バッテリー含む)となっている。