米GoogleのATAP (Advanced Technology and Projects)グループは26日 (米国時間)、昨年10月に発表した組み立てスマートフォン構想「Project Ara」のモジュール開発キット(MDK) アルファ版を4月上旬にリリースし、4月15日-16日にAra Developers' Conferenceを開催することを公表した。

Project AraのMDK「Ara Module Developers’ Kit」は無料のオープンプラットフォーム仕様として提供され、Araモジュール開発に必要なリファレンス実装を含む。4月のAra開発者カンファレンスはアルファ版のMDKに焦点を当てた内容になる。Araプラットフォームの詳細と今後予定している機能の説明、アルファ版MDKに対するコミュニティフィードバックの収集、開発者コンテストの発表などを予定している。詳しい日程は、数週間以内にProject Araのサイトで公開する予定。会場はカリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピュータ歴史博物館で、現地参加者を少数の開発者に制限し、ライブストリーミングやインタラクティブQ&Aを含むオンライン・カンファレンスとして多数に提供する。Project Araを率いるPaul Eremenko氏によると、ATAPは年内に3回のAra Developers' Conferenceを予定しており、4月のカンファレンスはその1回目になる。