Battlefield 4その2(グラフ22~28)

では内蔵GPUではどうか? ということで、次はKaveriことA10-7850Kで同じことをやってみた。ただし絶対的なGPU性能の差があるので、解像度は同じで、画質のプリセットは「中」である。

まずは平均フレームレート(グラフ22)で、低解像度だと相対的にGPUネックの度合いが下がる分性能が改善しているが、高解像度だともうGPUそのものがネックということでほとんど差が無いという、セオリー通りの結果である。

これは最大フレームレート(グラフ23)にも通用する。最小フレームレート(グラフ24)はだいぶ荒れているが、これはスパイクの出方の傾向がやや変わったためだ。

ではどう変わったのか? ということで、まずは1280×720pixel(グラフ25)。平均的にMantleの方がやや高めの結果となっている。スパイク部を抜いて考えれば、おおむね10%程度の性能改善が納得できる結果である。

1600×900pixel(グラフ26)では、平均的にはMantleの方が上であるが、ただスパイクの長さもMantleの方が長く、これが最小フレームレートが落ちる結果につながっていると考えられる。

ただスパイクの頻度そのものはずっと減っているのだが、プレイしているとやはりスパイクのところで急激にフレームレートが落ちる分、ややつっかかる印象をMantle側に持った。

平均としても大きく変わらないのが1920×1080pixel(グラフ27)で、ところがスパイクの多さもあってかやはりこちらもDirect 3DよりMantleの方がひっかかりが多い、と感じた。

逆におちついているのが2560×1440pixel(グラフ28)だが、さすがにここまで来ると絶対的なフレームレートが低すぎという問題もあって、常用するのは非常に厳しい感じだった。