KDDIは30日、2014年3月期の第3四半期決算を発表した。売上に相当する営業収益は3兆億1,799円で前年同期比17.3%増、純利益も2,687億円で同49%増となった。auブランドで展開する個人向けモバイル通信サービス事業(パーソナルセグメント)で通信料収入が増加し、大幅な増収増益を達成した。

主力のパーソナルセグメントの営業収益は2兆4,896億で前年同期比18.1%増、営業利益は4,053億円で同38.9%増だった。スマートフォンシフトが進んだことによるデータ通信料収入、端末販売収入、J:COMの連結子会社化などにより収益増となった。

3Qにおけるau通信のARPUは4,190円で同0.7%減となったものの、スマートフォンの新規契約増と解約率が低水準に推移したことで、au純増数は57万2,000件となり、通信料収入の増加につながった。

ARPUの内訳は、音声ARPUが同130円減の1,890円、データARPUは同350円増の3,230円だった。音声ARPUはが低料金プランへの移行に伴う基本料収入の減少が響き、データARPUの増加は、ARPUの高いスマートフォンの契約増が数値を引き上げた。

2013年12月段階におけるスマートフォンの契約については、前年の32%から12ポイント増加の44%に上昇。LTE対応のスマートフォンは全体の利用者の27%が利用している。

(記事提供: AndroWire編集部)