情報処理推進機構

情報処理推進機構(IPA)は1月23日、「コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況および相談受付状況[2013年年間]」において、2013年の間に報告があったウィルス検出数、不正プログラム検出数、検出されたウィルスや不正プログラムの統計情報、不正アクセスの件数や内訳などを公開した。2013年は検出されたウィルスや不正プログラムの数が減っている一方、不正アクセスの報告が増加しており、脅威がソフトウェアベースの感染からインターネット経由での不正アクセスへ移りつつあることを示唆している。

検出が多かったとされるウィルスは次のとおり。

  1. W32/Mydoom
  2. W32/Netsky
  3. W32/Mytob
  4. W32/Laroux
  5. W32/Bagle
  6. W32/Downad
  7. W32/Autorun
  8. W32/Klez
  9. W32/Myparty
  10. XM/Mailcab

検出が多かったとされる不正プログラムの種類別リストは次のとおり。

  1. Bancos
  2. Backdoor
  3. Adware
  4. Redirect
  5. Trojan/Horse
  6. Malscript
  7. Dropper
  8. Fakeav
  9. Downloader
  10. Inco

不正アクセスでは侵入に分類されるケースがもっとも多く、サイトの改竄などの被害がもっとも多かったと報告されている。また、不正アクセスによってなりすましを実施され、スパムメールの踏み台として悪用されたケースもあったことが報告されている。