カスペルスキーは1月23日、法人向けアプリケーション「Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows」および「Kaspersky Security Center 10」の最新バージョンの提供を開始したと発表した。

「Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows」は、マルウェアやネットワーク攻撃などIT上の脅威から、WindowsワークステーションおよびWindowsサーバーを保護するアプリケーション。提供ビルドは「Kaspersky Endpoint Security 10 for Windows - Maintenance Release 1 (MR1 - ビルド 10.2.1.23)」。

新バージョンでは、サポートOSにWindows 8.1 Pro / Enterprise x86/x64、Windows Server 2012 R2、Essentials /Standard x64、Windows Embedded POSReady 7 x86/x64、Windows、Embedded Standard 7 SP1 x86/x64を追加した。

また、同プログラムが稼働している環境下で、一部のJavaアプリケーションが正常に機能しない問題が修正されたほか、avp.exe(カスペルスキー製プログラム)のCPU使用率が100%となってしまうことがある問題が修正された。

一方、「Kaspersky Security Center」は、セキュリティプラットフォーム「Kaspersky Endpoint Security for Business」に含まれるアプリケーションの1つ。企業ネットワークにおけるコンピューターやサーバーのセキュリティを監視・管理するためのソフトウェアとなっている。

これによりアンチウイルスアプリケーションのインストールや管理、ネットワークとアプリケーションインフラストラクチャーの監視やレポート生成などが可能になる。

提供ビルドは「Kaspersky Security Center 10 - Maintenance Release 1 (MR1 - ビルド10.1.249.0)」で、主な機能強化点、改善点として、サポートOSに、Windows Server 2012 R2が追加されたほか、ネットワークエージェントのパフォーマンスが、VDI モードでの使用向けに改善された。