ソニーは1月21日、インナーイヤーヘッドホン「MDR-EX650」「MDR-EX450」「MDR-XB70」「MDR-XB50」を発表した。発売は2月14日。希望小売価格は、MDR-EX650が9,975円、MDR-EX450が6,195円、MDR-XB70が8,715円、MDR-XB50が4,935円。

メタルハウジングと新ドライバーを採用した「EX」シリーズ

「MDR-EX650」

「MDR-EX450」

「MDR-EX650」は「MDR-EX510」の、「MDR-EX450」は「MDR-EX310」の後継モデル。2製品の大きな特徴は、メタルハウジングと新ドライバーの採用だ。

MDR-EX650では、ハウジングと音導管の素材に、管楽器などでも使用される真鍮(しんちゅう)を採用。高い剛性と内部損失により、つやのある中高域を実現している。またMDR-EX450では、ハウジングに軽量かつ内部損失の高いアルミ素材を使用している。

新開発のドライバーはφ12mm。ダイナミック型ドライバーの振動板は、振動して音を出す"ドーム"部分と、ドーム部分の周囲にあり、ドーム部分を支える"エッジ"部分から構成されている。新ドライバーでは、従来よりもエッジの幅を狭くすることで、φ12mmでありながらφ16mmドライバーと同じ面積のドームを実現。磁気回路にφ16mmドライバーと同サイズのネオジウムマグネットとロングボイスコイルを採用することで、コンパクトながらφ16mmドライバーと同等の迫力あるサウンドを実現している。

新開発のφ12mmドライバー

また、ハウジングに通気抵抗をコントロールする設ける"ビートレスポンスコントロール"技術を採用。立ち上がりと立ち下り性能を向上させている。

ケーブルには、絡みにくいセレーションコードを採用。形状はY型で、長さは1.2m。ケーブルを除いた質量は、MDR-EX650が約9gで、MDR-EX450が約6g。MDR-EX650はブラスブラウンとブラスブラックの2色、MDR-EX450はクロムグレー、プラチナホワイト、メタルグリーン、パールゴールドの4色のカラーバリエーションを展開する。

低域再生能力だけでなく、クリアな中高域も実現した「XB」シリーズ

「MDR-XB70」。ハウジング上に"ベースブースター"のダクトが設けられている

「MDR-XB70」は「MDR-XB60EX」の、「MDR-XB50」は「MDR-XB30EX」のそれぞれ後継モデル。低域再生能力を重視した製品だ。2製品の特徴は、新ドライバーの採用と新機構「ベースブースター」の採用。

従来機種でφ13.5mmだったドライバーは、MDR-EX650やMDR-EX450と同様に、新設計のφ12mmドライバーに変更。低域の迫力と同時に、中低域のクリアさも実現している。

ベースブースターは、ドライバーから鼓膜までの気密性を高めながら、ハウジング上に設けられたダクトによって、振動板の低域での動作を最適化する機構。低域の量感を高めながら、こもらず正確にリズムを刻み、切れのよいサウンドを実現する。

2モデルの違いはハウジングの素材。MDR-XB70は、ハウジングに切削加工のアルミ素材を採用している。

ケーブルには、絡みにくいセレーションコードを採用。形状はY型で、長さは1.2m。ケーブルを除いた質量は、MDR-XB70が約9gで、MDR-XB50が約8g。MDR-XB70はブラックとゴールドの2色、MDR-XB50はブラック、ブルー、ホワイト、イエローの4色のカラーバリエーションを展開する。

4色のカラーバリエーションを展開する「MDR-XB50」

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