昨年末にThe Next Web (TNW)が報じたところによれば、Leap Motionは技術的課題を克服したことでより小型化されたデバイスへの搭載が可能になり、2014年後半にはスマートフォンやタブレットといった製品への同技術搭載が可能になるという。

Leap Motion

スマートフォンでLeap Motionを使った3Dジェスチャーというのも想像できないかもしれないが(入力認識可能な領域が画面から離れているうえに広いため)、スマートフォンを拡張センサーデバイスとして「入力装置」のように使うのであればわかりやすい。例えばスマートフォンを机や膝の上に置き、家の離れた場所にあるTVや家電をリモコン代わりに操作するといった用途だ。つまりLeap Motion内蔵スマートフォンが、携帯用Leap Motionコントローラとして利用できるわけだ。

タブレットなど、画面の大きなデバイスでは別の使い方も想定できる。前述CESでのIntelのデモがわかりやすいが、タブレット上で3Dオブジェクトを操作する作業を行ったり、あるいはLeap Motionの特徴である10本指の動きを駆使してより複雑なユーザーインターフェイスを必要とするアプリがあった場合、タッチスクリーン以上の可能性をタブレットに見いだすことができる。

先ほどのTNWによれば、Leap Motionは今年1月のソフトウェアアップデートで10本指だけでなく手の動き全体をより詳細に把握できる機能が搭載されるほか、Freeformのようなソリューションもある。いずれにせよ、用途しだいでは従来のタッチスクリーンの領域を越えた新しい可能性が間もなくモバイルデバイスへともたらされることになるだろう。