ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は7日(米国時間)、米・ラスベガスで開催する「2014 International CES」と合わせ、米国のPlayStation公式ブログでも、新たなゲームストリーミングサービス「PlayStation Now」を今夏に米国で開始すると発表した。日本での展開についての記述はない。

PlayStation Nowのイメージ(PlayStation米国公式ブログより)

PlayStation Nowは、PlayStationのゲームをストリーミングでプレイできるサービス。同社が2012年7月に買収したGaikaiのクラウド技術を活用し、ゲーム自体はクラウド上で保存/動作し、端末側にはプレイ画面がストリーミングされる。

これにより、テレビや映画、音楽などと同じように、複数のデバイス間でPlayStationのゲームをストリーミングでプレイできる。また、常に最新状態のゲームをプレイできるほか、オンラインマルチプレイ、トロフィー、テキストメッセージの送受信などPSNの各種機能も対応するという。

対応機器はPlayStation 4(PS4)やPlayStation 3(PS3)、PlayStation VitaなどのPlayStationプラットフォームに加え、同社製テレビ「BRAVIA(ブラビア) 」(2014年の米国モデル)も予定。最終的には、同社製品以外のインターネットに繋がっているタブレットやスマートフォンといったデバイスでのプレイも可能になる予定。

当初の対応機器はPS3とPS4。追ってPlayStation Vitaも予定する。当初の対応ゲームタイトルは、「PS3の人気ゲームやクラシックゲーム」とする。

サービス料金はサブスクリプション制(定額制)のほか、レンタルも予定する。具体的な料金は不明。今夏のサービス開始に先立ち、米国では1月にベータプログラムを開始する。