今回は、WD Black2にWindows 8.1 Proをインストールし、さまざまなベンチマークテストを行ってみた。WD Black2そのもののパフォーマンス調査を目的としたので、主力用途とも思われるノートPCのストレージ交換は試していない。テスト環境は、以下に示した通りである。

■テスト環境
CPU : Intel Core i7-3770K(3.50GHz)
マザーボード : GIGABYTE GA-Z77X-UD3H(Intel Z77 Express)
メモリ : DDR3-1600 4GB×2
グラフィックスカード : ELSA GLADIAC GTS 250
光学ドライブ : Sony Optiarc AD-7240S
OS : Windows 8.1 Pro 64bit

専用ユーティリティを導入してHDD部分を認識させる

WD Black2は、専用ユーティリティを導入しないと、HDD部分がOS上から認識されない仕様になっている。まずはSSD部分にOSをインストールし、次に専用ユーティリティを導入してHDD部分を認識させる、という手順だ。SSD部分は一般的なSATA SSDとして認識されるので、Windowsのインストールメディア(光学ドライブやUSBメモリ)から起動して、OSをインストールすればよい。

マザーボード(GA-Z77X-UD3H)のUEFI GUIからは、WD Black2は120GBの「WDC WD1001X06X」として認識されている

OSのインストールが完了した状態。ディスク0がWD Black2だが、HDD部分は認識されていない

OSのインストールが完了したら、付属のソフトウェアダウンロード用USBキーをUSBポートに差し込み、必要なソフトをダウンロード。次に、ダウンロードしたソフトを実行して、指示にしたがってインストールを行えば、HDD部分もOS上から認識される。

専用ユーティリティのインストーラを起動したところ。日本語を含む多くの言語に対応している

インストールを選べば、自動的に必要なソフトがインストールされる

専用ユーティリティをインストールすると、HDD部分も認識される。ディスク0が2つのパーティション(ドライブ)として認識されている

ベンチマークテストは、Windowsエクスペリエンスインデックス、PCMark 7、CrystalDiskMark、HD Tune Pro 5.50、AS SSD Benchmarkを実行した。