パナソニックは12月10日、ルームエアコン「DX」シリーズ2014年度モデルを発表した。ラインナップは6畳用の「CS-DX224C」から23畳用の「CS-DX714C2」までの8機種で、12月より順次発売される。価格はオープンで、推定市場価格は230,000円前後~360,000円前後で、冷房能力2.8kWのCS-DX284Cが270,000円前後、4.0kWのCS-DX404C2が290,000円前後となっている。

新フラッグシップモデルの「DX」シリーズ。写真は、冷房能力2.8kWの「CS-DX284C」

これまで、同社のルームエアコンでは「X」シリーズが最上位機種となっていた。「DX」シリーズは、「X」シリーズに「無線アクセス」機能をプラスしたモデル。無線アクセス機能は、スマートフォンからエアコンの状態を確認したり外出先から電源をオン・オフできる機能だ。従来はオプションだった無線アダプターが、「DX」シリーズではあらかじめ搭載された状態で出荷される。

暖房時の快適性もアップ。寒い朝でも瞬時に暖風が出る「すぐでる暖房」、必要なときだけ強力に暖める「もっとモード」、足元を暖める気流制御、霜取り運転中も寒くならない「エネチャージシステム」などが採用されている。

フィルターお掃除ロボットと内部お掃除機能、「ナノイー」機能を搭載。効率の維持だけでなく、臭いの発生も抑制する。また、「おでかけクリーン」機能を装備しており、外出中にエアコンの手入れや部屋の脱臭を行うことが可能だ。0.3μmの粒子を70%以上キャッチする高性能フィルターを搭載しており、PM2.5の除去にも一定の効果を持っている。

自動で節電を行う「エコナビ」や、人がいなくなったことを検知して節電モードに入る「不在省エネ運転」などの省エネ機能も搭載。新冷媒も採用されており、省エネ性能は非常に高い。APF(1年間を通してエアコンが働いた能力を1年間に使用した電力量で割った数値)は、6畳用が7.2、8畳用が7.1、10畳用が7.2、12畳用が6.7、14畳用が7.1、18畳用が6.1、20畳用が5.7、23畳用が5.4だ。