リコーは9日、高輝度・多機能型のスタンダードプロジェクタ「RICOH PJ WX5361N/X5371N」2モデル4機種を発表した。発売は12月18日で、価格はオープン。店頭予想価格は輝度5,000lmの「RICOH PJ X5371N」が281,800円、4,500lmの「RICOH PJ WX5361N」が299,000円。両モデルともに、1 年間無償保証のみの通常モデルに加え、2年間保守付きの安心3年モデルを用意する。

RICOH PJ WX5361N

2012年2月に発売した「IPSiO PJ WX350N/X5360N」の後継機。「X5371N」では、輝度が従来の4,200lmから5,000lmに引き上げられ、教室など広い場所での鮮明な投写が可能となった。また、斜め投写時のゆがみを補正する「垂直・水平補正機能」を備えたほか、投写する映像に応じて光量を自動的に調整するオートエコモードでは従来比最大18%の節電が可能で、省エネ性能も向上している。

「X5371N」の主な仕様は、投影方式が液晶透過型3板式、画素数が786,432画素(1,024×768ドット)、輝度が5,000lm、コントラスト比が4,000:1、投写画面サイズが25~300型、投写距離が0.6~13.8m。レンズの明るさはF1.7~2.0、焦点距離はf17.4~29mm。

対応解像度はWXGA(リアル)/SVGA(リアル)/VGA(リアル)、UXGA/SXGA+/SXGA/WXGA。入力インタフェースはミニD-Sub×1、HDMI×2、RCA×1、S端子×1。ほか、USBポート×3(PCレス機能用、無線LANユニット用、ディスプレイ用)、10BASE-T/100BASE-TX×1対応の有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANも搭載する。

「WX5361N」では、上記仕様から、画素数を1,024,000画素(1,280×800ドット)、輝度を4,500lmに変更し、対応解像度にXGA(リアル)が追加される。本体サイズと重量は共通で、W398×D276×H127mmと約4.1kg。